令和5年6月15日(木)有床診療所の活性化を目指す議員連盟総会が行われました。
 今回は、全国有床診療所連絡協議会 斎藤義郎会長をはじめ役員の方々、日本医師会からも常任理事の方々等がご参加され、本議連の会長である加藤勝信厚生労働大臣のご出席のもと開催されました。
 有床診療所は、入院設備を有し、日常診療で遭遇する頻度の高い疾患に対応しているわが国独自の医療形態です。コロナ禍で一般病床が不足する中も、患者の診療を担うなど大きな役割を果たしました。
 一方で、病院と比較し診療報酬が低いこと、スケールメリットが働かず経営が困難であること、さらに充分な医療従事者の確保が出来ない等の理由から、その数は年々減少しており、ピーク時の約3万施設から現在では6,000施設まで減少しています。
 有床診療所は地域包括ケアシステム(要介護状態となっても、住み慣れた地域で自分らしい生活を最後まで続けることができるように地域内で助け合う体制)の中核として、今後のわが国の医療提供体制において不可欠な役割を担うことが期待されます。
 国民にとって入院設備がある身近な医療施設を守るためにも、有床診療所の抱えるさまざまな課題の解決に向け国政の場からしっかりと発言してまいります。

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