令和5年6月22日(木)先日に引き続き、「ジオパークによる地域活性化推進議連」において、斉藤鉄夫国土交通大臣に申し入れを行いました。
 このたびは、ジオパークエリアにおけるエントランスサインの設置促進を中心に要望をいたしました。
 ジオパーク領域の可視性の確保のため、ユネスコ(地球上の貴重な文化財や自然環境を、人類共通の遺産として守る活動に取り組む組織)の審査では、ジオパークエリアに入る拠点にエントランサインを設置することが勧告されていますが、各自治体の財政状況等の課題などから、わが国のジオパークでは設置が進んでおりません。
 そこで、今回はジオパークエリアや国道におけるエントランスサイン設置を主体的に検討すること、ジオパーク所在の市町村等からの道路占用許可の申請等に対しては柔軟に対応するなどジオパーク保全のために必要な支援について政府に要望をいたしました。
 国土交通省道路局に加え、観光庁、環境省国立公園課等のご担当者も同席いただき、エントランスサインの設置については交付金の支給が可能であること、自治体など道路管理者から応募があれば随時支援していきたいとの回答をいただきました。
 ポストコロナの時代となり、国内外の旅行や海外のインバウンドの需要の増加も大きく見込まれています。
 各地域のジオパークが、観光資源の要として、地方創生の加速化や地方分散型社会の実現に向けて寄与するべく、しっかりと対応してまいります。

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藤井一博先生(2)