令和5年8月29日(火)議員会館にて、がん教育推進議員連盟 総会に出席しました。
 議題としては、(1)東京大学医学部附属病院 総合放射線腫瘍学講座 特任教授 中川恵一先生より「健康寿命を延ばす~がん教育のさらなる充実へ」について、(2)東京大学医学部附属病院 同講座 特任助教 南谷優成先生より「がん教育の実践現場からーがん専門医の立場としてー」についてご説明頂いた後に文部科学省、厚生労働省よりご報告がございました。
 我が国においては、諸外国に比べ、がん検診受診率が低いというデータがあります。日本人の低いヘルスリテラシーがその一因として挙げられており、若年世代へのがん教育の実施が重要であるというお話でした。
 中・高等学校において、がん診療経験のある医師等の外部講師を活用したがん教育の取組があります。課題として、学校における外部講師活用率が11.4%と低値であることが挙げられておりました。様々な要因があると思いますが、外部講師活用率をアップすることががん教育の質向上には不可欠であると考えます。
 ちなみに、鳥取県では中学校におけるがん教育の外部講師活用率が各都道府県中上位との報告もありました。このような成果が出ている要因を分析し、全国的な横展開に繋げていくことも重要ではないかとの議論もございました。
 がんの予防・早期発見・早期治療は、国民の皆様の命と健康を守るうえで、政策の重要な柱であります。これからも地方の目線から、医療福祉政策の充実に尽力してまいります。

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