令和5年4月20日(木)自民党本部にて、国際協力調査会に出席しました。
 本年2月6日、トルコ南東部を震源として発生したマグニチュード7.8の地震に対する日本の国際緊急援助隊の派遣について、医療チーム1次隊副団長として現地に赴かれた日本医科大学武蔵小杉病院救命救急科部長・救命救急センター長 井上潤一先生および外務省、JICAの担当者からヒアリングをいただきました。
 このたび、日本の医療チームは手術機能や入院病棟を伴う緊急医療チーム(Emergency Medical Team)「タイプ2」を初めて派遣し、現地に設営した野外病院にて診療活動を実施しました。
 現地スタッフとともに、現地の医療レベルに併せた形で、開頭、開腹、帝王切開など基本的な手術の全ての診療活動を実施し、多い日では1日100名以上の患者が来院し、1ヶ月で延べ約2,000人の診察を行い、3月11日にチームの診療活動を終了しました。
 我が国でも、今後首都直下型地震や、南海トラフ地震などの危険性が指摘されております。このたびの国際緊急援助活動を踏まえ、更なる対策を強化していくことが不可欠であり、多くの教訓と学びをいただいたヒアリングとなりました。

IMG_6547

IMG_6548