令和5年5月17日(水)党本部にて、水産部会・水産総合調査会合同会議に出席しました。
 議題は、(1)特定技能2号追加の件、(2) 「技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議」中間報告書について(報告)、(3) 太平洋クロマグロに係る事案の概要と今後の対応に向けた検討状況についてです。
 特定の産業分野において熟練とされる外国人が日本国内での就業を可能とする在留資格の対象分野として「水産分野」の追加について有識者会議の報告を踏まえて議論されました。ほか、他県にてクロマグロが漁獲未報告であった旨の経過報告とその対策について報告を受けました。
 その後、水産業におけるデジタル化の推進を目的とした、スマート水産業推進のための「「かっこいい」「稼げる」「革新的」水産業の実現のための スマート・デジタル技術の活用に向けた提言案」について先日に引き続き、再度議論が行われました。
 わが国の漁業は、昭和59年に生産量のピークに達してから減少を続けており、現在はピーク時の3分の1程度の生産量に落ち込んでいます。さらに、漁業従事者についても減少を続け、従事者の4割近くが65歳以上であるなど、高齢化の進展と担い手不足は深刻な状況にあります。
 このような中、わが国の水産産業を復活させる原動力として、必要な人材をわが国で育成する若手外国人材の活用、水産業における情報通信技術(ICT)やインターネット(IoT)、人工知能(AI)、ロボット等の新しい技術を導入した「スマート水産業」を推進していくことが急務です。
 外国人材の活用を含め、新たなテクノロジーを水産業の現場にしっかりと根付かせ、わが国水産業の発展のため国政の場から尽力してまいります。

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